理研オプテック

安全コラム

ライトセンサの日常点検

プレス用光線式安全装置の、ライトセンサの点検について『RPX』を例にご案内いたします。
※ 詳しくは、ご使用の機種の「取扱説明書」をご参照ください

始業時、作業者交代時の点検

    1. センサの検出領域以外に機械の危険部への侵入経路がないこと。
    2. 機械の危険部で作業を行うとき、体の一部がセンサの検出領域内に残ること。
    3. 安全距離の実測値が計算値以上であること。
    4. 投受光器の光学面に汚れや傷がないこと。
    5. 遮光棒が変形していないこと。
    6. 検出領域に何もない状態とし、センサの電源を投入します。
      電源投入後、2秒以内に電源表示灯とON出力表示灯が点灯すること。
    7. 以下の図のように検出領域内で遮光棒を移動させたときに、遮光棒が検出できること。
      つまり、遮光棒を検出領域内に侵入させると、OFF出力表示灯が点灯すること。機械が動作する状態にし、危険部の停止を以下(8~1 1)のように確認してください。
    8. 検出領域に何も存在しない状態で、危険部が可動状態となっていること。
    9. 「投光器直前」「受光器直前」「投光器と受光器の中間」の3ヶ所で遮光棒を検出領域内に侵入させると、危険部はすぐに停止すること(正しい遮光棒を使用してください)。
    10. 遮光棒が検出領域内にある限り、危険部は停止を続けること。
    11. 検出領域に何も存在しない状態でセンサの電源を遮断すると、危険部が停止すること。

6ヶ月ごとの点検

6ヶ月ごと、また機械のセッティング変更時には、次の点検項目を確認してください。

  1. 機械自体が、停止などの安全機能を妨げない構造になっていること。
  2. 機械の制御システムに悪影響を与えるような改造や接続変更がなされていないこと。
  3. センサの出力と機械が正しく配線されていること。(下降中に遮光し、プレスが停止すること)
  4. 機械全体の実際の応答時間が計算値以下であること。
  5. リレーの開閉回数が寿命回数に対し、十分に少ないこと。
  6. 金具の締め付けねじのゆるみがないこと。
  7. 外乱光がないこと。