理研オプテック

安全コラム

PSDI制御機能付光線式安全装置について

PSDI:Presence Sensing Device Initiationの略

制御機能付光線式安全装置とは、起動機能を備えた光線式安全装置です。
安全性および生産性の向上、また作業者の疲労軽減を兼ね備えた安全装置です。

弊社、RBS型はプレス起動において、両手押釦スイッチを操作せずにプレスの起動が行えます。
金型内に材料を挿入した手を安全領域に戻すとプレスのスライドが起動します。
※1スライド下降中に光線が遮光された場合は必ずスライドは停止し、安全を確保します。

弊社では安全性を第一に考え、センサを2本並べて使用する「2光軸」を採用しておりましたが、RBSを取付るプレスに既に安全装置が付いているお客さまがあり、既存の安全装置をそのまま使用できる様、汎用性を持たせました。
RBS3型ではお客様のニーズに合わせ、センサは1本で使用する「1光軸」、またはこれまでと同様の「2光軸」での使用が可能です。
※2オプションでワーク確認センサを使用する事によりワークの有無、位置確認を行い、誤動作による金型破損や、から打ちを防止する事ができ、不良品の生産防止に役立ちます。

RBS3型 取付例

RBS3型の特長
1.手元操作BOXのセレクタスイッチにより、安全装置モード、PSDIモードの切替が容易に行えます。
2.手元操作BOXの各表示灯の点灯状態により、次に行う操作が容易に分かります。
3.ワークセンサ(オプション)により金型保護と、から打ち防止ができます。
4.PSDIモードで両手押ボタンを押す工程が無くなり、作業者の疲労が軽減します。
5.工程が少なくなり、生産性が向上します。
6.現在の構造規格にも適合しています。

RBS3を導入頂いたお客様の声:
●操作が簡単。
●PSDIモードでは両手押ボタン操作がないので今までより疲れなくなった。
●作業工程が少なくなるので生産性のアップが見込める。
●ワーク確認センサがあるおかげで誤作動による不良品がなくなった。
●センサと金型の間に遮るものがないので視界が良好で作業しやすい。
●下降中にセンサを遮光しスライドが停止した場合、セレクタスイッチを切替えることなくそのまま押ボタンでスライドが上昇するので操作が簡単。また、上昇した後は手元操作BOXのスイッチを押すことで再起動の準備が完了するので安全に作業できる。

今回はPSDI制御機能付光線式安全装置についてご説明いたしました。
安全装置メーカーとして、これからもお客様に「安心安全」をご提供できるよう、努力してまいります。