理研オプテック

安全コラム

歪み検出型プレスミス検出装置「RDM型」のご紹介

理研ダイモニタRDM型は、弊社の永年にわたる研究と経験に基づく独創的な考え方を駆使した歪み検出型プレスミス検出装置です。
これまでの方式では検出が困難とされてきた胴突き金型によるカス上りやカス詰りを的確に検出する装置として開発された製品です。
従来のミス検出装置は、どの機種も微弱電流、光センサー、磁気近接スイッチ等により検出を行ってまいりました。
しかし、今回ご紹介いたしますRDM型はこれまでのミス検出装置とは検出原理がまったく異なります。

このRDM型の概要と特長を簡単に説明します。

【概要】
RDM型は弊社荷重計と同型の歪センサーを使用し、プレスのフレームの歪から負荷状態の変化を知ろうというものです。
荷重計は負荷のピーク時のみを取り出しトン数に換算しますが、RDM型はピーク時ではなく、負荷全体を監視し、外部同期で設定された範囲内で発生した負荷を、1msec毎に取り出し、それらの合計値を監視します。
この方式だと負荷全体が監視の対象となり、異常をよりシビアに監視が出来ます。
荷重計の場合は負荷の状態にかかわらず、ピーク値が同じなら全て同じ数値を表示いたします。

【特長】
●取扱が簡単
金型交換後もセットアップ釦を押すだけで作業にかかることができ、その他の設定操作は一切必要ありません。
また、よりシビアな監視が必要な場合のために、上下限釦と設定釦が用意されています。
液晶画面対話式の為、初めての方でも簡単に操作できます。

●新方式による新機能
独自のアナログ量比較方式により、これまで困難とされたカス詰まりや胴突き金型に於けるカス上がり検出に最適。

●保守が容易
センサーをプレス本体へ取り付ける為、金型交換毎にセンサーやタイミングを調整する必要がありません。荷重計と違い、荷重校正(キャリブレーション)は不要です。

●広範囲なミスに対応
カス上がり、カス詰まり、2枚打、材料切れ、送りミス等広範囲なミス検出に対応

当社の、下死点変異検出型カス上り検出装置MIC-3との併用で、より検出効果がUPいたします。貴社の品質と省力化の向上にお役立てください。
なにかご不明な点、またはご質問等ございましたらお気楽に最寄りの営業所にお問い合わせください。
今後とも理研オプテックを宜しくお願い致します。