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安全コラム

安全装置の変遷

プレス機械またはシャーの安全装置は、厚生労働大臣が認める型式のみが安全装置として使用することができます。 昭和53年以降実施されている『構造規格』に合致する仕様であることが必要です。
安全装置のみならず、プレス機械本体にも同様な構造規格が制定され、以後規格に遵守した機械の流通により、プレス機械の災害発生防止に大きく寄与し、絶対件数は減少してきました。

エアクラッチプレスに使用できる光線式安全装置についても昭和53年を境に、より安全性、信頼性が 増し、プレス機械の作業にマッチングする様に、数多くの機種が発表されました。 金属プレス製造業の安全作業への追求は、この『構造規格』の制定により飛躍的に進捗する事となり、検定プレス、安全プレスの法制化と共に、本質安全化が当たり前のこととなりました。 安全装置の変遷の簡易例として、下記にまとめます。

重要ポイント 代表機種 方式 備考
第一世代 昭和53年以前の光線式安全装置認定制度 RPS型 透過式 豆電球
第二世代 構造規格対応 SE型、SE2型
RPL型
反射式
直射式
可視発光ダイオード
第三世代 安全確認型 RPH型 直射式 『機械の包括安全基準』
第四世代 構造規格改訂 RPH型、RPX型 直射式 国際規格