理研オプテック

安全コラム

プレスブレーキ用レーザー式安全装置AKAS

安全についての注意事項

AKASは曲げ作業中の板を抑える手や指を、上型と下型に挟まれる災害から守ります。上型と下型が噛み合うまでの短い時間、また、折れ曲がっていく材料にぶつかったり挟まれたりする災害などについては防護できない点に注意してください。

通常モードと箱曲げモード

AKASには、通常モードと箱曲げモードがあります。通常曲げとは、平板を曲げる加工のことです。箱曲げとは、面の4辺を曲げることで箱形状に加工することです。箱曲げモードが選択されると、その時点でAKASはブランキング状態となります。レーザー光線の一部が無監視の状態を「ブランキング、すべて無監視の状態を「ミューティング」と呼びます。

自動光軸調整

AKASは自動光軸調整機能を備えています。これは、他社にはないAKAS唯一の機能です。金型交換時の時間短縮や、手動設定によるヒューマンエラーの防止にも役立ちます。

始業前の点検方法

始業前と上型交換後は、その都度AKASを次のA~Fのように点検しなければなりません。点検は箱曲げモードにて上型の左右両端で行います。プレスブレーキ停止後に、上型が点検棒に接触しないことを確認します。