理研オプテック

安全コラム

安全意識の昔と今

「安全第一」と言う言葉は、50年以上前より産業界のスローガンとして定着していますが、2000年以降、海外規格と日本規格の統合により「安全」を保有することの価値が認められ、そして各企業の努力も加わり、安全意識は劇的に高くなりました。

かつてのプレス現場では、安全装置が付いていないプレス機械が沢山あり、安全性よりも生産性を重視する傾向が強い時代でした。当時のお客様の安全装置への印象は、「作業に邪魔」「生産性が落ちる」「価格が高い」でした。極端ではありますが、「ケガして一人前」という話もありました。そのような状況下でも、ご理解をいただき光線式安全装置を設置いただいたお客様から「もう少しで事故を起こしていた。はさむ手前で安全装置が作動しプレスが停止して助かった。」とのお言葉をいただいたこともあります。

2001年にリスクマネジメントについての通達が厚生労働省より出ました。その後、2011年に構造規格の改正に伴い、安全対策の指導も強化されました。企業方針として、安全を無視する企業には仕事を出さない等の強い姿勢で取り組むお客様が現れ、行政でも事故発生の情報をインターネットで公開することを開始しました。

弊社も、地区の工業会主催の安全大会にて安全についての講演をさせていただくことで、安全対策の普及の一端を担っております。

現在では、益々安全意識が高くなり、お客様からの安全装置の新設や入替交換、さらには、機械の周辺まで作業者の安全を担保するなど様々なご相談に対応させていただいております。「安全無くして作業はできない」「災害リスクのある個所には安全対策を」とする企業様が多くなりました。
その安全意識は、プレス機械だけではなく、プレスブレーキやシャーリング、ロボット等にも広がっており、今後もより良い作業環境作りが進んでいくと確信しています。

安全対策に関するご相談が御座いましたら、弊社までお気軽にお問い合わせください。
弊社の培った経験を活かして、丁寧にご説明ご提案させていただきます。