理研オプテック

安全コラム

光線式安全装置・プレス機械の保守について

私が弊社に入社して数十年が経過、そろそろ体調が気になる年頃になりました。年齢を重ねれば疲れが取れにくくなるなど身体に変化があり、取付工事・修理の作業を万全に行うためにも、日頃の生活における食事・休息・睡眠等のケアが大事であることを再認識しています。そしてこのことは、みなさまが日々ご使用されているプレス機械、安全装置、検出装置、荷重監視装置も同様ではないでしょうか。

例えば、プレス機械に設置している光線式安全装置ですが、近年の安全装置ではアンプがない機械も多くなってきました。
旧型のSEⅡ型などではアンプが設置されていますが、アンプ内のリレーを交換したことはございますか。リレーは安全装置を遮光するたびに作動しているため、長年使用しているとリレーは消耗し、劣化します。一度点検してみてはいかがでしょうか。

同様に反射板も劣化します。汚れや・ひび・割れなどがあると反射効率の悪化や、遮光状態の原因になります。こちらも一度ご確認ください。このSEⅡシリーズは、製造中止後8年以上経過しているため修理が出来ない状態です。ぜひ、この機会に工場内の安全装置をご確認いただき、現行型式RPZ・RPXシリーズへの更新をご検討いただければと思います。

また、プレス機械での加工中に「プレス機械のオーバーロードが作動する」「プレス機械の修理の後、設置している荷重監視装置の数値が以前と違う」といった経験はないでしょうか。弊社では各種のロードセル(1000ton・500ton・250ton・100ton)を所有していますので、様々なプレス機械の荷重測定を実施することが可能です。
また、弊社製の荷重監視装置を設置している場合、校正作業も同時に行えます。
荷重監視装置を設備することで、適正荷重値での製品品質管理、機械保全を行うことが可能になります。ピーク荷重値だけでなく荷重波形等を表示出来る機種もございますので、ぜひご検討ください。

プレス機械で生産を行う上では、事前に予防と対策が必要です。定期的にメンテナンスを実行することで、プレス機械だけではなく、生産活動をスムーズに進めることができます。

今後も弊社の安全装置や荷重監視装置をはじめとした検出装置をご活用いただき、皆様の安全対策とプレス機械の保全にお役立てくださいます様よろしくお願いいたします。

これからも理研オプテック製品をご愛用いただけますようによろしくお願いいたします。