RLG型ロードモニターはプレス機械の荷重を歪センサ(ストレインゲージ)を用いて監視し、プレス加工時の正確な荷重値を表示すると共に、異常検出時は即座に停止信号を出しプレスを停止させます。
監視はストローク毎に行い、偏心荷重も見逃しません。多彩な検出モードを搭載。 金型寿命を延ばしプレスの損傷や摩耗を未然に防止することで品質管理にも威力を発揮します。
選択可能な検出モード

◎トレンド(絶対値比較)ピーク検出
サンプリングトン数を基準値として設定%で監視します。
この検出は、常に基準値と比較します。
コイニングや刻印等、精度が必要な加工時の検出が可能です。

◎アダプティブ(平均値比較)ピーク検出
前数回の加工トン数の平均値を設定%で監視します。
材料変化・温度変化・油量変化に追随した検出が可能です。

◎エリア(エネルギー量比較)ストローク検出
前数回の波形面積を基準値として設定%で監視します。
この検出は、ピーク値以外の変化も発見できます。
パンチ折れ、カス詰り、カス上り等の検出が可能です。
製品の特長
- オーバーロード゙監視
- 左右別々に監視をすることにより、偏心荷重に対応
- 毎回の荷重を比較することにより、2枚打ち、送りミスなどによる金型破損防止に効果を発揮
- 金型研磨時期の推定、板厚変化にも対応
- 絶対値検出機能と前回比較機能を搭載
- 金型毎に適正荷重を把握でき、プレス機の選択などに効果を発揮
- デジタル LED とバー表示で、荷重の状況を見やすく、判りやすく表示
オプション追加機能(マリナーAD PCソフトウェア)
- 荷重波形分析(荷重波形解析ソフト「マリナーAD」)
- ピーク荷重履歴表示
- SPCチャート表示機能搭載(統計的工程管理)
導入で期待される効果
- 加工荷重が見える化(適正荷重の管理)
- 段取り時間の短縮
- 金型設計にも役立ちます
- 金型メンテナンス時期の目安に(予測が可能)
- 製品の品質管理(不良品の検出)
- 打ち抜き時のブレークスルー(逆荷重)の計測
- 稼働率アップ
- プレス機械の保護
荷重を監視することにより多くの効果が期待でき、コスト削減に大きく貢献します。
仕様
電気仕様 | 仕様電源 | 90~264 VAC |
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消費電流 | 100mA – 120 VAC / 115mA – 220 VAC | |
チャンネル数 | 2チャンネル(RLG-2) / 4チャンネル(RLG-4) | |
A/D変換 | 12 bit | |
使用環境 | 使用可能温度 | 0℃ ~ 50℃(32°F ~ 122°F) |
入力仕様 | 入力タイプ | ストレインゲージ(350Ω、700Ω) |
表示分解能 | フルスケールで0.1%以上 | |
精度 | フルスケールで1%以内 | |
A/Dサンプル | 100μ秒 | |
対応最大SPM | 2500 | |
出力仕様 | 出力接点 | 1A 接点容量:10A 240VAC |